アロマテラピーとは、花や葉、果実や樹木等から抽出した精油(香り成分)を使って、心身の不調の回復を促したり、
リラクぜーションやストレスの解消などを図っていくもので、芳香療法とも呼ばれるものです。
人体に有益な香り成分を通して心身の不調を整えることで自然治癒力を高め、健康増進効果が期待できます。
私は2007年に体調を崩したことがきっかけとなり、アロマテラピーを知りました。
体調を崩したことで精神面にも影響が出て、元気がない、食欲がない、眠れない、といった状態になり、身心共に落ち込んでいたのです。今考えると鬱病だったと思います。
そんな時に、とあるきっかけでアロマテラピーに出会いました。とある駅ビルにあったリラクゼーションのお店で、リラクゼーションマッサージ&アロマテラピーの施術を受けたところ、元気出た、お腹空いた、ぐっすり眠れた、と嘘のように効果を体感しました。終わった後、とても清々しい気分になっていたことを覚えています。
その体験により、アロマテラピーの勉強をしよう、人を癒す仕事をしたい!と考えるようになり、現在の私に繋がっているのです。
精油の種類は200種類以上あるそうですが、
当院では主に下記の精油を用意して訪問しております。
レモンやスイートオレンジ等の柑橘系
ローズマリーやペパーミント等のハーブ系
ラベンダーやゼラニウム等のフローラル系
ユーカリ、ヒノキ等の樹木系
これらの精油は、その原材料となる植物等が、高齢者の方でも想像しやすい物が多いです。
レモンやオレンジは果物でおなじみですし、ペパーミントはハッカ飴、ヒノキは昔の風呂桶など思い出しますね。
香りにより昔の思い出がよみがえり、そこから話が膨らんだりと、いわゆる回想法のきっかけ作りにもなりますね。
また、数年前に鳥取大学での研究で、アロマテラピーが認知症に対して予防効果があるとしてクローズアップされた時期がありました。
その研究では、午前中はローズマリー&レモン、夜はスイートオレンジ&ラベンダーの各精油をディフューザーにて使用することで、アルツハイマー型認知症患者の認知機能テストが改善したという結果が出たそうです。
持ち運びに便利なコンパクトなディフューザー(電池式)を用意しております。
訪問した際に数分間使用することで、お部屋に精油の良い香りが広がります。
いつも居る部屋の中でも、アロマの良い香りでちょっと違う空間に感じるかもしれません。